ニュース
Python連携実装など機能強化したデータ基盤ソリューションの最新版:製造ITニュース
ウイングアーク1stは、Python連携などを実装したデータ基盤ソリューションの最新版「Dr.Sum Ver.5.6」の提供を開始した。Pythonプログラムを大量の業務データやセンサーデータとシームレスに連携できるようになる。
ウイングアーク1stは2021年9月22日、新たにPython連携などを実装したデータ基盤ソリューションの最新版「Dr.Sum Ver.5.6」の提供を開始した。価格は、基本となるDr.Sumエンジンが1サーバ、初年度の保守費込みで345万円(税別)からとなる。
最新版では、Python連携とDr.Sumのビッグデータ処理技術によって、Pythonプログラムを大量の業務データやセンサーデータとシームレスに連携できるようになる。これにより、予測値の取得やプログラムの再学習が可能になる。
また、データの前処理やエラー発生時のログ出力、分析結果の業務部門への共有など、機械学習モデルを運用するための必要な機能も備えているため、1つのプラットフォームで機械学習基盤(MLOps)が構築できる。
インメモリ永続化での差分更新を追加しており、インメモリエンジンを強化した。他に、SQL関数の追加など機能強化を図り、一部の管理クライアントツールは21言語に対応している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 産業用機械メーカーがBIツール採用により、生産情報の現場改善を実施
ウイングアーク1stは、東芝機械がスマートファクトリー向けプラットフォームを構築する上で、全社共通のBI基盤として同社のBIツール「MotionBoard」を採用したと発表した。 - 既存設備をすぐにIoT化できる製造業向けソリューション
ウイングアーク1stとシムトップスは、設備を停止せずに設置でき、導入後すぐに効果を体感できる製造業向けIoTソリューション「MotionBoard for MC-Web CONTROLLER」を発売した。 - AIの精度や稼働状況をモニタリングする維持管理ツールを提供開始
ウイングアーク1stは、AIの精度や稼働状況をモニタリングする維持管理ツールの提供を開始した。グリッドのAI開発プラットフォーム「ReNom」上で開発して稼働するAIに対して、実行結果や解析精度をモニタリングする。 - 手書き文字認識技術で紙帳票による設備保全を効率化するソリューション
富士ゼロックスは、独自の手書き文字認識技術による帳票処理支援ツール「ApeosWare Record Link」と、ウイングアーク1stのBIツールを組み合わせた「紙帳票による保全可視化ソリューション」の提供を開始した。 - 製造現場向けIoTソリューションとBIを組み合わせた作業分析支援テンプレート
ウイングアーク1stは、同社のBIダッシュボード「MotionBoard」と、東芝デジタルソリューションズのものづくりIoTソリューション「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」が連携した作業分析支援テンプレートを開発した。