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演算速度が約2倍向上、第7世代Intelプロセッサ搭載の産業用コントローラーFAニュース

明電舎は、第7世代Intelプロセッサ搭載の産業用コントローラー「μPIBOC-I MODEL1200」を発表した。従来モデルより演算速度が約2倍向上し、標準搭載のRAS機能でシステムを安定稼働させるため、信頼性の高い運用が可能になる。

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 明電舎は2021年9月1日、演算速度が従来比約2倍向上した、産業用コントローラー「μPIBOC-I MODEL1200」を発表した。同年7月より販売を開始している。

 μPIBOC-I MODEL1200は、2002年の発売以来、累計3万台以上出荷している「μPIBOC-I」シリーズの最新モデルになる。第7世代Intelプロセッサを搭載し、ストレージタイプの異なる4種類(TypeC、TypeH、TypeH2、TypeM)がある。また、演算速度に応じてXeonかCore i3プロセッサの選択ができる。

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産業用コントローラー「μPIBOC-I MODEL1200」TypeC(ドライブレス)(クリックで拡大) 出典:明電舎
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産業用コントローラー「μPIBOC-I MODEL1200」TypeH(1ドライブ)(クリックで拡大) 出典:明電舎

 形状とインタフェースは従来モデルと互換性があり、レイアウトを変更することなくコントローラーの更新が可能。SSDやCFast、SDなど寿命のある部品を前面へ配置することで部品交換を容易にし、ホットスワップに対応するTypeM(ミラードライブモデル)は、装置に組み込んだ状態で電源を落とさずにSSDの交換ができる。

 第7世代Intelプロセッサの搭載により、従来モデルに比べてGOPS(1GOPSはCPUが1秒間に10億回演算する回数)がCore i3モデルは24.1から46.3に、Xeonモデルは55.0から115.1へと向上している。

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演算速度が大幅に向上(クリックで拡大) 出典:明電舎

 また、独自のRAS(Reliability、Availability and Serviceability)機能を標準搭載し、長期にわたってシステムを安定稼働させる。異常検出は、従来の項目に加えて新たにSSD、CFastの余寿命監視機能を追加しており、全11項目の異常検出に対応する。これらの機能により、メンテナンスを計画的に実施でき、信頼性の高い運用が可能になる。

 供給期間は、販売開始から2028年11月まで。OSはWindows10 IoT Enterprise LTSC 2019を搭載する。

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