記録映像に製造番号情報など付与して製品トラブル発生時の原因究明を省力化:製造ITニュース
キヤノンマーケティングジャパンは2021年8月20日、傷などの製品トラブル発生時の原因究明をビデオ管理ソフトウェアで省力化するソリューション「作業工程トレーサビリティ DX for Milestone XProtect」を同月下旬に発売することを発表した。
キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は2021年8月20日、傷などの製品トラブル発生時の原因究明をビデオ管理ソフトウェアで省力化するソリューション「作業工程トレーサビリティ DX for Milestone XProtect(以下、作業工程トレーサビリティ DX)」を同月下旬に発売することを発表した。録画した映像に製造番号などの情報を自動的に追加することで不具合を特定しやすくする。
作業工程トレーサビリティ DXは、キヤノンMJのビデオ管理ソフトウェア「Milestone XProtect」を活用したソリューションである。製造番号など対象製品に固有の番号を含んだCSV形式のファイルを読み込むことで、あらかじめ録画した映像に対して情報を付加したブックマークを自動的に追加する。生産ラインなどで製品トラブルが発生した際に、対象製品の製造番号など文字情報を検索することで、膨大な映像データの中から該当製品の映像のみを抽出できる。
従来、製品トラブルが発生した際には作業員への聞き取りや、組み立て過程を録画した全映像を確認して不具合の特定をしなければならなかった。作業工程トレーサビリティ DXを使うことで、製品トラブルの原因究明までの時間の短縮化が可能になる。
作業工程トレーサビリティ DXはMilestone XProtectのオプションとして用意されている。このため、ソリューションを利用するには、別途Milestone XProtectの利用と、「キヤノンMJ XProtectプロダクト保守」への1年以上の加入が必要となる。
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