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2020年度国内クラウドファンディング市場は前年度比17.6%増の1841億円メカ設計ニュース

2020年度の国内クラウドファンディング市場規模は、前年度比17.6%増の1841億円だった。矢野経済研究所によると、新型コロナウイルス関連のプロジェクトが急増し、支援者数は124万人、支援額は156億円と推計する。

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 矢野経済研究所は2021年6月14日、2020年度の国内クラウドファンディング市場を調査し、市場規模は新規プロジェクト支援額ベースで前年度比17.6%増の1841億円だったと発表した。事業投資型、不動産型、寄付型、購入型、貸与型(ソーシャルレンディング)、株式型の6つに分類し調査している。

国内クラウドファンディング市場規模の推移
国内クラウドファンディング市場規模の推移(クリックで拡大) 出典:矢野経済研究所

 類型別では、寄付型、購入型、株式型、不動産型の新規プロジェクト支援額が大きく増加しており、特に寄付型と購入型においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連のプロジェクトが急増した。具体的には、「医療従事者、医療機関向けサービスへの応援、感謝」「除菌や抗菌商品、マスクなどの購入」など3280件がプロジェクト化され、支援者数は124万人、支援額が156億円になったと推計する。

 一方、これまで主力だった貸付型は、2017〜2018年ごろに複数の貸付型クラウドファンディング運営企業が行政処分を受けて大幅に減少して以来、その影響はいまだに続いている。

 2021年度の市場は、株式型と不動産型は堅調に増加するが、COVID-19関連プロジェクトが落ち着くことで寄付型と購入型は減少、貸付型は引き続き低迷する見通しだ。2021年度の国内クラウドファンディング市場規模は、新規プロジェクト支援額ベースで前年度比18.5%減の1500億5000万円と見込む。

 クラウドファンディングは、資金調達の手段としてだけではなく新製品などの認知向上、ブランディングの手段としても活用されてきた。コロナ禍によってその活用が一層進化してきており、今後も社会に対するオピニオンメディアとして、日本を支える重要な役割を担うと推察している。

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