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PFNが首位奪還、スパコンの省電力性能ランキングGreen500発表製造ITニュース

Preferred Networks(PFN)は2021年6月28日、神戸大学と共同開発した深層学習用プロセッサを搭載したスーパーコンピュータ「MN-3」が省電力性能ランキング「Green500」において世界第1位を獲得したことを発表した。

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 Preferred Networks(PFN)は2021年6月28日、神戸大学と共同開発した深層学習用プロセッサを搭載したスーパーコンピュータ「MN-3」が省電力性能ランキング「Green500」において世界第1位を獲得したことを発表した。同社による首位獲得は2020年6月発表のランキングに続いて2度目。


PFNの深層学習用スーパーコンピュータ「MN-3」※出典:PFN[クリックして拡大]

首位を奪還

 MN-3はPFNが構築した深層学習用スーパーコンピュータで、超低消費電力の深層学習用プロセッサMN-Coreを搭載している。

 今回のGreen500では、MN-3を32ノード(台)、MN-Coreを128個使用するシステムを構築してスコアを測定した。結果、演算性能と消費電力量から算出する省電力性能で、1W当たり29.70GFLOPSを記録して世界第1位を獲得した。MN-3がGreen500で初めて第1位を獲得した2020年6月時の記録と比較すると省電力性能は40.7%向上した。また、2020年11月時の記録と比較すると省電力性能は14.05%向上している。

 なお、2020年11月時のランキングではMN-3は世界第2位で、第1位を獲得したのはNVIDIAの「NVIDIA DGX SuperPOD」(省電力性能は1W当たり26.195GFLOPS)であった。今回のランキングでPFNは首位を奪還した形となる。


今回のGreen500で用いたシステム構成※出典:PFN[クリックして拡大]

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