P板.comが「筐体・ケース加工サービス」を発表、ニーズに応える4つのコースで:メカ設計ニュース
ピーバンドットコムは、従来の「筐体・パーツ製造サービス」を強化した「筐体・ケース加工サービス」をリリースした。加工方法の追加や汎用ケースへの追加工対応、試作や量産など多様なニーズに応じた4つのコースを提供する。
ピーバンドットコムは2021年6月16日、従来の「筐体・パーツ製造サービス」を強化した「筐体・ケース加工サービス」を発表した。試作から量産まで、多様なニーズに応じて4つのコースから選択できる。
新サービスでは、従来のサービスで提供していた切削加工と射出形成に、3Dプリンタ出力と板金加工を追加した。また、新たに汎用(はんよう)ケースへの穴あけ、塗装、シルク印刷などの追加工サービスも加わっている。さらに、デザインや設計からオリジナルの筐体、ケースを製造するコースなどを設け、試作から量産まで幅広い対応が可能になった。製品の用途や予算、スケジュールに応じて、最適なデザイン、素材、仕上げ、後加工などを提案する。
新サービスには、4つのコースがある。「汎用ケース+追加工コース」では、注文した汎用ケースに穴あけや塗装、シルク印刷、彫金加工などの追加工ができる。「デザイン・設計からコース」は、ユーザーのアイデアやイメージを基に、筐体、ケースの製品特性や利用する環境に合わせて最適なデザイン、3D設計を請け負う。「オリジナル試作コース」は、材質や形状を問わず1個から注文でき、筐体やケース以外に、メカやパーツの製作も1点から対応する。「量産製造コース」は、試作段階での量産性を高める技術的アドバイスから、部品調達、部品実装まで対応するワンストップサービス。試作品のデータを用いた量産設計にも対応可能だ。
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