「Fusion 360」のジェネレーティブデザイン機能がより安価に利用可能に:CADニュース
オートデスクは、3D CAD/CAM/CAE/PCBが統合されたクラウドベースの設計開発ソリューション「Fusion 360」で利用可能なジェネレーティブデザイン機能を提供する「Generative Design Extension」のサブスクリプション料金の改定を発表した。
オートデスクは2021年6月8日、3D CAD/CAM/CAE/PCBが統合されたクラウドベースの設計開発ソリューション「Fusion 360」で利用可能なジェネレーティブデザイン機能を提供する「Generative Design Extension」のサブスクリプション料金の改定を発表した。
1ユーザー当たりの1年間のサブスクリプション料金(ジェネレーティブデザイン年間使用料)について、従来134万4200円(税込み)だったところ、新たに26万9500円(同)に変更した。併せて、月額のサブスクリプション料金(従来価格:16万8300円(同))に関しても価格が見直され、3万4100円(同)での利用が可能となる。
Generative Design Extensionは定額プランであるため、サブスクリプション契約期間中であれば、Fusion 360上でのジェネレーティブデザインを日常的に何回でも利用できる(※注1)。
※注1:Generative Design Extensionの利用には別途、Fusion 360のサブスクリプションが必要となる。
なお、今回の価格改定に併せて、2021年6月30日までの期間、新規1年契約のサブスクリプション料金が30%オフとなるキャンペーンを実施。期間中であれば18万8650円(税込み)で、Generative Design Extensionの年間サブスクリプションを利用できる。
関連記事
- オートデスク、「Fusion 360」のエクステンションを2021年にリリース
オートデスクは、シミュレーション、ネスティング、データ管理向けの「Fusion 360」エクステンションを2021年にリリースする。管理エクステンション、積層シミュレーションエクステンションなどを提供していく。 - 「Fusion 360」の個人利用で機能制限、フル機能の利用はサブスクリプションで
オートデスクは、3D CAD/CAM/CAE統合ソリューション「Fusion 360」の個人利用に関して、2020年10月1日から提供機能を制限すると発表した。 - 材料コストや造形時間に差が! 「Netfabb」による3Dプリンタ活用効率化を提案
データ・デザインは3Dプリンティング&AM技術の総合展示会「TCT Japan 2021」に出展し、オートデスクの3Dアディティブ設計/解析ソフトウェア「Autodesk Netfabb」を訴求。3Dプリンタによるパーツ造形時間と造形コストを大幅に削減できるNetfabbの導入効果について、造形サンプルを交えて展示していた。 - 新たな可能性を提示するオートデスク、カギを握るクラウドデータ基盤「Forge」
Autodeskは、グローバルカンファレンス「Autodesk University 2020」をオンラインで開催した。“REIMAGINE POSSIBLE”をテーマに据えた同イベントの基調講演には、同社 社長 兼 CEOのアンドリュー・アナグノスト氏が登壇し、これからの業務の在り方や新たな変革を支援する同社の戦略などについて語った。 - LTの価格でフル機能が使える、生まれ変わった「AutoCAD」と「AutoCAD Plus」
オートデスクは、オンラインで「AutoCAD 新戦略記者説明会」を開催し、従来の「AutoCAD」「AutoCAD LT」によるツール提供を戦略的に見直し、日本市場向けに大幅な変更を加えたことを発表した。従来のAutoCAD LTが「AutoCAD」に、従来のAutoCADが「AutoCAD Plus」となり、新しい「AutoCAD」はLTの販売価格のまま、業種別ツールセットを除く従来のAutoCADのフル機能を利用できる。 - ジェネレーティブデザインを適用したラジコンパーツを「Form 3」で出力してみた
連載「はじめてのジェネレーティブデザイン」でついに完成したラジコン用バンパー部品。せっかくなら高精度な3Dプリンタで、ラジコンに適した耐衝撃性や柔軟性を備えた素材で出力してみたい! ということで、日本市場での販売開始が発表されたばかりの「Form 3」(Formlabs製)を試してみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.