ニュース
ソフトとハードの一括提供で製造現場へのVR導入を支援:VRニュース
アスクは、Unityの「Unity Industrial Collection」と、同社で取り扱うグラフィックスボードおよびVRヘッドマウントディスプレイのバンドル販売を開始する。ソフトとハードの一括提供で、製造現場へのVR導入を支援する。
アスクは2021年6月1日、Unityの産業分野向けソフトウェア「Unity Industrial Collection」と、アスクで取り扱うプロフェッショナルグラフィックスボードおよびVR(仮想現実)ヘッドマウントディスプレイのバンドル販売を同月より開始すると発表した。ソフトウェアとハードウェアの一括提供により、製造現場へのVR導入を支援する。
Unity Industrial Collectionは、リアルタイム3D開発プラットフォーム「Unity Pro」、3Dデータのインポートおよび最適化用ソフトウェア「PiXYZ PLUGIN」、マテリアルファイルインポーター「xTex/AxF インポーター」をパッケージにしたソフトウェア製品だ。
同製品に、NVIDIAの最新プロフェッショナルグラフィックスボード「NVIDIA RTX A6000」「NVIDIA RTX A5000」「NVIDIA RTX A4000」「NVIDIA T1000」に加え、HTC製のVR機器「VIVE Cosmos」「VIVE Cosmos Elite」「VIVE Pro」「VIVE Pro Eye」をそれぞれバンドルしたモデルを販売する。
購入には、同年6月25日までに契約を開始する必要がある。在庫がなくなり次第、販売終了となる予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 3D CADで作った3Dデータを生かし切るVRとARの進化
AI(人工知能)と同じく2016年にブームを迎えたVR(仮想現実)。2017年以降、このVRが、製造業や建設業の設計開発プロセスに大きな変化を与えそうだ。AR(拡張現実)についても、「デジタルツイン」をキーワードに3D CADで作成した3Dデータの活用が進む可能性が高い。 - 「VR=仮想現実感」は誤訳!? VRの定義、「製造業VR」の現状と課題
製造業VR開発最前線 前編では、VRやAR、MRの概要、製造業向けVRの他の分野のVRとは異なる特徴、これまでの状況などを説明する。 - CAE解析結果をVR空間で、ホンダと共同で特許申請中の新技術をオプション提供
サイバネットシステムはVR設計レビュー支援システム「バーチャルデザインレビュー」に、オプション機能としてホンダと共同で特許申請中の新技術を実装し、販売を開始した。設計者自らVR空間内でCAE解析結果の視覚的な考察が行える。 - HTCとラティス・テクノロジーが製造領域におけるVR検証の普及拡大に向けて協業
HTC NIPPONは製造領域におけるVR検証において、ラティス・テクノロジーと協業を開始。ラティスの「XVL Studio VR オプション」の最新バージョンで、HTCの「VIVE 商用向けリモートレンダリングソリューション」をサポートする機能をβ版として提供する。 - トヨタグループのリアルタイム3D技術活用をUnityとトヨタシステムズが推進
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンとトヨタシステムズはパートナーシップ契約を締結し、トヨタグループにおけるモノづくりのデジタル化およびリアルタイム3D技術の活用に向けて、「Unity」製品の調達、導入・運用支援において協業を行うと発表した。 - 離れていてもアバターやホロポーテーションで共同作業、「Microsoft Mesh」発表
Microsoftは、オンラインで開催した開発者向けカンファレンス「Microsoft Ignite 2021」の基調講演において、MR(Mixed Reality:複合現実)技術を活用したコラボレーション環境を実現するプラットフォーム「Microsoft Mesh」を発表した。