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発表から4年、FormlabsがついにSLS方式3Dプリンタ「Fuse 1」の国内提供を開始:3Dプリンタニュース(3/3 ページ)
Formlabsは、粉末焼結積層造形(SLS)方式3Dプリンタ「Fuse 1」を国内市場向けに提供開始したことを発表した。Fuse 1と併せて、後処理を担うパウダー回収ステーション「Fuse Sift」、専用パウダー材料「Nylon 12 Powder」「Nylon 11 Powder」、各種消耗品などの提供も行う。
国内向けに「Fuse 1」推奨バンドルパッケージを用意
同社は今回の国内展開に併せて、Fuse 1の推奨バンドルパッケージ「Workflow Essentials」「High Efficiency」「Max Throughput」と、同パッケージに必須のサービスメニュー「Fuse and Sift Standard Service(1/2/3年)」を用意する。それぞれの構成内容と価格は以下の通りだ。
「Fuse 1」推奨バンドルパッケージの構成と価格について。年間の必須サービスメニュー「Fuse and Sift Standard Service」の価格(税別)は1年:24万8000円/2年:75万8000円/3年:122万1000円となる ※出典:Formlabs [クリックで拡大]
造形サンプル
以下、メディア向けに配布されたFuse 1による造形サンプル(Nylon 12 Powder)だ。
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