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アクチュエーターへの対応を開始、製造業向けIoTサービスで予兆検知FAニュース

THKは、製造業向けIoTサービス「OMNIedge」を新たにアクチュエーターへ対応させる。センサーをアクチュエーター本体に装着することで、破損および潤滑状況を数値化し、状態の検知が可能になる。

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 THKは2021年3月10日、製造業向けIoT(モノのインターネット)サービス「OMNIedge(オムニエッジ)」を、新たにアクチュエーターへ対応させると発表した。価格は1装置当たり月額8000円から(2年契約)で、同日から受注を受け付け、同年4月9日から出荷を開始する。

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「OMNIedge」がアクチュエーターへ対応(クリックで拡大) 出典:THK

 OMNIedgeは、機械要素部品に取り付けたセンサーが収集したデータを数値化、解析することで、状態診断や予兆検知を可能にするシステム。既にサービスを展開しているLMガイド、ボールねじに続き、アクチュエーターへの対応が始まる。

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左からLMガイド、アクチュエーター、ボールねじ(クリックで拡大) 出典:THK

 THKの独自技術「THK SENSING SYSTEM」を搭載したセンサーをアクチュエーター本体に装着することで、アクチュエーターの破損および潤滑状況を数値化し、状態の検知が可能になる。センサーの取付けに改造や追加工は不要で、稼働中の装置にも簡単に後付けできる。1台のアンプに最大3つのセンサーを接続でき、LMガイド、ボールねじ、アクチュエーターの並列接続に対応する。

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「OMNIedge」の接続構成イメージ(クリックで拡大) 出典:THK

 今後は、現在無償トライアルを実施しているポンプやファンなどの回転部品にも適用範囲を広げ、機械要素部品の予兆検知を基盤とした装置全体の健康管理へと発展させていく予定だ。

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