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次世代の精密診断を支援する診断データプラットフォームをグローバル展開:医療機器ニュース
コニカミノルタの米子会社Konica Minolta Precision Medicineは、Amazon Web Servicesと連携して、精密診断プラットフォーム「LATTICE」をグローバル展開する。
コニカミノルタは2021年3月10日、個別化医療を提供する米子会社Konica Minolta Precision Medicine(KMPM)が、Amazon Web Services(AWS)と連携して、精密診断プラットフォーム「LATTICE(ラティス)」をグローバル展開すると発表した。今後5年間にわたって連携し、その一環としてAmazonから投資を受ける。
LATTICEは、遺伝子や病理、医療画像などのデータとその他の医療情報を統合してバイオマーカーを探索し、新たな診断検査を作り出す統合診断データプラットフォーム。今回の連携により、LATTICEの解析能力を生かして、大規模なグルーバル臨床試験を支援する。また、臨床医や研究者に対して、適切な診断ツールを直接提供する手法を開発する。
さらに、機械学習サービスやストレージ、分析サービスなどのAWSのサービスと組み合わせることで、臨床医が個々の患者に応じた医療を適切に提供できるよう支援する。
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