ニュース
新型コロナウイルス不活化効果を持続する竹抽出物含有アルコール製剤:医療機器ニュース
タケックスは、モウソウチク抽出物を含むアルコール製剤が、新型コロナウイルスに対して、15日後でも99.99%のウイルス不活化効果を持続することを示した。
タケックスは2021年1月19日、モウソウチク抽出物を含むアルコール製剤が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対して、持続的に不活化効果を示すことを確認したと発表した。
→特設サイト「新型コロナウイルス 製造業が直面する未曾有の試練」
モウソウチク抽出物含有アルコール製剤を塗布してから15日経過したプレートに、ウイルス懸濁液を接種して24時間放置したところ、99.99%のウイルス不活化効果を示した。
試験に使用したモウソウチク抽出物含有アルコール製剤は、モウソウチク茎表皮由来のエタノール抽出物と、エタノールを配合した食品添加物アルコール製剤だ。ドラッグストアなどで既に販売されている。これまでに、ノロウイルスの代替ウイルスであるネコシリカウイルスや鳥インフルエンザウイルスに対する不活化も、同社により確認されている。
本アルコール製剤は、三菱地所プロパティマネジメントが運営する保育所付きワーキングスペースにて、除菌および抗ウイルス目的に導入されている。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫特設サイト「新型コロナウイルス 製造業が直面する未曾有の試練」
- 新型コロナウイルスの長期的な肺への影響と防御免疫記憶をネコで確認
東京大学は、新型コロナウイルスに感染したネコは、無症状にもかかわらず長期的に肺の炎症が続くこと、回復したネコは約4週間後に同ウイルスを接種しても感染しないことを明らかにした。 - ワクチンや血液を効率的に輸送できる、医薬品向け定温輸送容器セット発売
シャープは、スギヤマゲンと共同開発した、医薬品向け「定温輸送容器セット」を発売した。ワクチンや細胞、血液などを適切な温度で管理できるセットで、スギヤマゲンが販売する。 - 新規無針投与デバイスを用いた新型コロナウイルス感染症ワクチンの治験開始
ダイセルは、同社の新規投与デバイスを使用した、新型コロナウイルス感染症ワクチンの投与治験開始について発表した。同デバイスが治療に有効であることが示され、実用化されれば、より多くの人に効果的にワクチンを提供できるようになる。 - パナソニックが不織布マスクを一般販売、閉鎖予定の岡山工場で国内生産
パナソニックは、これまで社内向けを中心に生産してきた不織布マスクの一般向け販売を開始する。新型コロナウイルス感染症の影響の長期化と、それに伴う社会貢献活動の一環として一般販売を決めた。2020年1月12日10時から、パナソニック公式ショッピングWebサイト「Panasonic Store Plus」で販売を開始。税込み価格は50枚入り1箱で3278円。 - 新型コロナウイルス患者の生体情報を隔離域外から確認するシステムを発売
コニカミノルタは、新型コロナウイルス感染症入院患者のSpO2などの測定値を、ベッドサイドからSub-GHz無線通信で送信し、隔離域外で一括管理する「生体情報モニタリングシステムVS1」を発売する。 - 殺菌成分配合ジェルが新型コロナウイルスを不活化
富士フイルムは、同社独自の抗菌技術を用いた殺菌成分配合ハンドジェルと、新型コロナウイルスを反応させた評価試験の結果を発表した。同ハンドジェルは、1分間の反応後、99%以上のウイルスを不活化した。