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AIで溶接条件を自動設定する最上位溶接機、溶接ガイド機能を搭載FAニュース

ダイヘンは、最上位溶接機の最新モデル「Welbee II」3機種を発売した。AIがパルス波形を最適な形へ自動調整するスマートパルスにより、安定した高速溶接に対応する。

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 ダイヘンは2020年12月8日、同社の最上位溶接機モデル「Welbee Inverter(ウェルビーインバーター)」シリーズの新製品として、スマートパルスを搭載した「Welbee II」を発売した。「Welbee Inverter P350 II」「Welbee Inverter P350L II」「Welbee Inverter P500L II」の3機種を用意し、同月14日より受注を開始。年間で計2000台の販売を目指す。

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最上位溶接機の最新モデル「Welbee Inverter P500L II」 出典:ダイヘン

 各機種とも、溶接電源、送給装置、溶接トーチ、ガス流量調整器、ケーブル、ホース類で構成される。豊富な情報を表示できるLCDパネルを採用し、フロントパネル上には使用頻度の高いボタンのみを表示。ボタンは絵文字を基調としたシンプルで見やすいデザインで、直感的な操作が可能だ。

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新フロントパネル 出典:ダイヘン

 LCDパネルは、溶接法やワイヤ材質といった溶接モードの情報、内部機能の詳細、エラー発生時の対処法などを表示する。また、板厚と継手形状を選択するだけで、溶接条件を自動で設定する「溶接ガイド機能」を搭載。多言語にも対応している。

 新規搭載のスマートパルスは、AI(人工知能)がパルス波形を最適な形へ自動調整する。独自開発のルールベースに従ってスパッタ発生状況を予測するため、高速溶接でも安定した溶接でスパッタの少ないビードが得られ、初心者でも簡単に高能率で高品質な溶接が可能になる。

 他に、ステンレス溶接時の溶接焼けを抑えながら、安定した溶滴移行が可能な「新ステンレスモード」を搭載した。オプションで、スラグ発生を抑制する低スラグワイヤでの安定した高速溶接を可能にする「低スラグワイヤモード」も用意している。

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