「感染だ」それはコロナか、パソコンか――情報システム担当者による川柳コンテスト:キャリアニュース
情シスレスキュー隊が「情シス川柳コンテスト withコロナ」の受賞作を発表した。金賞は、情報システム担当者の苦悩が伝わってくる作品「『感染だ』 それはコロナか パソコンか」が受賞した。
ソフトクリエイトが運営する情報システム担当向けのWebメディア「情シスレスキュー隊」は、2020年12月9日、コロナ禍で働き方が激変したことを受けて募集した「情シス川柳コンテスト withコロナ」の受賞作を発表した。
「情シス川柳コンテスト withコロナ」では、同年9月23日〜10月31日にかけて作品を募集。今回、応募総数2035本の中から決定した、金賞、銀賞、銅賞と良作ながら受賞を逃した計10作品を発表した。
金賞は、うにどんさんの作品「『感染だ』 それはコロナか パソコンか」が受賞。情シス担当者は、日頃からコンピュータのウイルス感染に気を配っているが、気を配る対象が今年はコロナウイルスにまで拡大した。選考委員会は「やり切れない思いと責任感を抱える情シスの苦悩が伝わってくる作品となっている」と講評している。
銀賞は、とんとんさんの作品「急に鳴る ビデオ通話に 脱ぐパジャマ」。テレワークの導入で、ビデオ通話での問い合わせに対応する情シス担当者も多かったのではないだろうか。予測できない連絡に慌ててパジャマを脱ぐ姿が目に浮かぶ。
銅賞は、さつマンボウさんの作品「情シスの 見せ場到来 ウィズコロナ」が受賞した。ニューノーマルな時代の働き方を主導するのは情シスだ、という決意が伝わってくる川柳だ。
三賞の他にも、味わい深い作品が
残念ながら受賞には至らなかったものの、他にも味わい深い作品が多数あり、その中から佳作、次点に相当する7作品が発表された。まず、カメラに写る上半身のみを取り繕ったことで生じた悲劇を描いた「Web会議 油断でバレた 下パジャマ」は、もふもふさんの作品。
また、だいちゃんZ!さんの作品「情シスが 恐れる呼び出し 二波三波」からは、Withコロナ時代における情シスの辛さが垣間見える。
今年から急激に普及したWeb会議システムにはトラブルがつきもの。松庵さんの作品「WEB会議 with情シスが お決まりに」は、Web会議トラブルが情シスの仕事をさらに増やしたことを嘆いているようだ。
Momomoさんの作品「VPN みんなでつなぐと つながらない」は、コロナ禍の「情シスあるある」と言える。さるをさんの作品「リモートで 熱く語るも マイクオフ」は、Web会議システムに慣れていない利用者が一度は体感したことがあるシチュエーションを描いている。
沙羅さんの作品「テレワーク 申請いまだ 紙に印」は、情シスだけでなく、全社的な対応が必要だと感じさせる。フユユさんは、コロナ対策に苦しむ情シス担当者全員の思いを代弁するかのように「つくりたい コロナ消滅 プログラム」と詠んだ。
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