外出先でのオンライン会議「情報漏えいリスクを感じる」と95.3%が回答:キャリアニュース
スペースマーケットが「オンライン会議」に関する調査結果を発表した。オンライン会議をした外出先の1位は「公園」で、不特定多数が集まる場所でのオンライン会議については、95.3%が「情報漏えいリスクを感じる」と回答した。
スペースを貸し借りできるプラットフォーム「スペースマーケット」を運営するスペースマーケットは、2020年10月15日、「オンライン会議」に関する調査結果を発表した。同調査は、緊急事態宣言により在宅勤務を実施し、現在週に1日以上出社している20〜60代の会社員480人を対象とした。
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初めに、不特定多数が集まる場所でオンライン会議をしたことがあるかを尋ねたところ、「したことがある」と約2人に1人(50.2%)が回答した。
次に、不特定多数が集まる場所でオンライン会議を「したことがある」と回答した人に、オンライン会議をしたことがある場所を尋ねた。その結果、1位は「公園」(30.7%)で、2位が「商業施設のフリースペース」(28.6%)、3位が「カフェ、喫茶店」(25.7%)となった。
他の人との距離が取りやすく開放感がある「公園」を選択する人がおり、その一方で「商業施設のフリースペース」「カフェ、喫茶店」「ファミレス」「フードコート」といった、人が集まる屋内を選択する人もいることが分かった。
不特定多数が集まる場所でオンライン会議をすることについて、情報漏えいのリスクを感じるかを尋ねた設問では、「とても感じる」が39.0%、「感じる」が32.3%、「やや感じる」24.0%となり、合わせて95.3%が「情報漏えいリスクを感じる」と回答した。
次に、不特定多数が集まる場所でオンライン会議を実施「したことがある」と回答した人に、不特定多数が集まる場所でオンライン会議をする際、情報漏えい防止のために気を付けていることがあるかを尋ねたところ、最も多かった回答は「近くに人がいる席を避ける」(86.1%)だった。続いて「会社名、製品名など特定されやすい言葉を伏せる」(79.4%)、「事前に会議相手に外出先であることを伝える」(66.8%)となった。
自分の仕事に関連する話が聞こえてきたら
外出先でオンライン会議をしているビジネスパーソンを見たことがあるかについては、「ある」が55.8%を占めた。
前問で「(見たことが)ある」と回答した人に、見かけた場所を尋ねたところ、「カフェ、喫茶店」(58.6%)が最も多かった。2位は「オフィスビルの共用スペース」(43.7%)、3位は「コワーキングスペース内の共用スペース」(25.7%)となっている。
さらに、外出先でオンライン会議をしているビジネスパーソンが、自分の仕事に関連するような話をしていた場合、話の内容を聞こうとするかを尋ねた。その結果、「聞こうとすると思う」が14.2%、「聞きたくはないが、聞いてしまうと思う」が51.0%となり、65.2%が「聞こうとする、聞いてしまう」と回答した。
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