リモートワークで一番買って良かったもの、1位は「イヤフォン、ヘッドフォン」:キャリアニュース
Biz Hitsが「リモートワークのために購入したもの」についてのアンケート調査結果を発表した。購入した人が最も多かったのは「PC周辺機器」で、使った平均金額は「2万9938円」。買って良かったもの1位は「イヤフォン、ヘッドフォン」だった。
ビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits」は2020年11月4日、「リモートワークのために購入したもの」についてのアンケート調査結果を発表した。
同調査は、リモートワーク用に購入したものがある人を対象とし、495人から回答を得た(女性292人、男性203人)。
初めに、リモートワーク用に購入したものを複数回答で尋ねたところ、1位は「PC周辺機器」(302人)だった。2位はワーキングスペースを整えるための「デスク、椅子、クッション」(207人)、3位は「PC、タブレット」(86人)となっている。
1位の「PC周辺機器」では、Web会議に使用するイヤフォンやヘッドセット、Webカメラなどのほか、ワイヤレスのマウス、キーボードなどPC作業を快適にするツールの購入も目立っている。
「リモートワークのために使った金額」は、「1000〜4999円」(135人)が最も多く、続いて「1万〜2万9999円」(115人)、「5000〜9999円」(95人)となった。平均額は「2万9938円」だった。
平均より多い3万円以上使った人は、全体の29.6%。10万円以上使った人は10%を占めている。5万円以上使った人の多くは、PC周辺機器のまとめ買いや家具を購入しており、10万円を超える人の80%はPCかタブレットを新たに購入していた。
リモートワークで一番買って良かったものは「イヤフォン、ヘッドフォン」
リモートワークのために買ったもので、一番良かったものを尋ねた結果では、1位が「イヤフォン、ヘッドフォン」(73人)だった。2位が「椅子、座椅子」(67人)、3位「PC」(53人)、4位「クッション」(35人)、5位「デスク」(34人)となっている。
1位の「イヤフォン、ヘッドフォン」は、自宅に家族や同居人がいたり、自宅周辺の音や声が気になったりして仕事に集中できない人が購入し、満足度が高かったようだ。
特に外部の音を遮断できる「ノイズキャンセリング機能付き」の製品が人気となっている。また、イヤフォンやヘッドフォンの方が、PCに搭載されているスピーカーよりも相手の声が聞きやすく、Web会議が快適になったという人が多数いた。
2位の「椅子、座椅子」については、姿勢が良くなったり、腰痛が軽減されたりと長時間作業が快適になったことへの喜びの声が上がった。
3位の「PC」は、リモートワークを機にPCを買い替えた人が多かったようだ。PCを新しくしたことで、起動や処理がスピーディーになり、フリーズすることもなくなるなど、仕事がはかどるようになったとの声が多数寄せられている。
4位の「クッション」には、「低反発のクッションを使うだけでお尻の負担が減った」「椅子の高さが机と合っておらず辛かったが、クッションを使ったら作業が楽になった」といったコメントがあった。
わずかな差で5位の「デスク」は、ダイニングテーブルやローテーブルとは違い、仕事やPC作業をするのにちょうどよい高さで、長時間使用しても疲れないとの声があった。家族に気を遣うことなく作業スペースが取れることや、仕事モードへの切り替えができる点でも購入して満足という声が多かった。
その他にも、買って良かったものとして「ヘッドセット」「Webカメラ」などが挙がった。PC周辺機器以外では「エアコン」「ライト」「パーテーション」「コーヒーメーカー」などもあった。
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