レクサス初のEV「UX300e」が日本発売、2020年度は限定135台:電気自動車
トヨタ自動車は2020年10月22日、レクサスブランド初の電気自動車(EV)である「UX300e」を日本向けに発売すると発表した。2020年度は135台の限定販売で、2020年11月4日までに申し込んだ顧客から抽選の後、商談となる。メーカー希望税込み小売価格は、580〜635万円。走行距離はWLTCモードで367km。
トヨタ自動車は2020年10月22日、レクサスブランド初の電気自動車(EV)である「UX300e」を日本向けに発売すると発表した。2020年度は135台の限定販売で、2020年11月4日までに申し込んだ顧客から抽選の後、商談となる。メーカー希望税込み小売価格は、580〜635万円。走行距離はWLTCモードで367km。
レクサスブランドでは2025年に全車種に電動車を設定し、電動車の販売比率がガソリンエンジン車を上回ることを目指しており、コンパクトクロスオーバーの「UX」のEVモデルとなるUX300eは電動化戦略のけん引役と位置付けている。
UX300eには、容量54.4kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。駆動用モーターをフロントに置いた前輪駆動で、駆動用モーターの最高出力は150kW、最大トルクは300Nmを発揮する。ハイブリッド車で培ったノウハウを基に、駆動用モーターやインバーター、バッテリーなど主要装備の効率化を最大化し、システム全体で性能向上を図った。
車内の空調は、高出力でコンパクトな電気式水加熱ヒーターと内外気2層制御のEV専用エアコンシステムの採用に加え、シートヒーターを協調制御することにより、電力消費の低減と速暖性の高さを両立した。さらに、エアコンと連携する電池冷却システムを設定しており、快適な室内空間を維持したままバッテリーを冷却、優れたバッテリー性能を確保する。
バッテリーパックは車両中心の床下に配置して低重心化した。車両の重心位置がドライバーのヒップポイントに近づくことで優れた回頭性を実現しているという。床下バッテリーに遮音壁としての機能を持たせた他、アコースティックガラスをフロントドアに採用するなど、EVならではの静粛性を追求した。
車体剛性の向上も実施している。バッテリーパックは井桁形状のアンダーフレーム上に搭載した。路面からの衝撃を軽減するとともに、フロアと面で固定することによりキャビン全体の剛性を向上した。また、フロントはサイドメンバー間をクロスメンバーでつなぐとともに、ステアリングギアボックスにブレースを追加、ギアボックスの両側をボディーに固定することも剛性向上に貢献している。
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