この記事は、2020年9月18日発行の「FAメールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
スマート工場で「結果にコミット」するために
日本のスマート工場化は着実に広がっているように感じていますが、一方で経産省などが発行している「2020年版ものづくり白書」などを見ると、製造現場のデータ活用機運が下がっているような調査資料もあり、どういう受け止め方をしていいのか捉えあぐねています。二極化が進んでいるという捉え方もあるでしょうし、デジタル技術の前に整備すべきものがあるということなのかなど、悶々としています。
そもそもスマート工場の定義そのものが明確化しにくく、部門ごとや階層ごと、業種ごとなどで取り組むべきことが変わる状況もあり、一斉に右肩上がりで普及が進むものではないということも要因として挙げられるかもしれません。そうした中で「面白い解釈だなあ」と感じたのが、オンラインイベント「PTC Virtual DX Forum Japan 2020」における、PTCジャパン 製品技術事業部 執行役員 副社長の成田裕次氏のスマート工場についての講演でした。
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PTCジャパンは2020年8月20日〜9月25日までの期間、オンラインイベント「PTC Virtual DX Forum Japan 2020」を開催。この中でキーノート講演の1つとして、PTCジャパン 製品技術事業部 執行役員 副社長の成田裕次氏が登壇し「なぜPTCがスマート工場に貢献できるのか」をテーマに、スマート工場化の概要とPTCの取り組みについて紹介した。