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機械学習を活用し、専門知識なしでも高精度予測分析を行えるソフトウェア発売:製造ITニュース
ソニーネットワークコミュニケーションズは、専門知識がなくても高精度の予測分析ができる、機械学習を活用した予測分析ソフトウェア「Prediction One」のライセンス販売を開始した。
ソニーネットワークコミュニケーションズは2020年8月3日、専門知識がなくても高精度の予測分析ができる、ML(機械学習)を活用した予測分析ソフトウェア「Prediction One」のライセンス販売を開始した。利用料金は、スタンダードプランが年19万8000円。最大30日間の無料体験期間も用意している。
MLやプログラミングなどの知識がなくても、数クリック程度の操作で高精度の予測分析ができる。予測結果と併せて、その予測根拠も示されるのが特徴だ。ソニーのR&Dセンターが開発し、グループ内での活用、機能改良を経て、2019年6月よりソニーネットワークコミュニケーションズが無償で提供してきた。
各業界での利用状況やフィードバックを反映し、これまで3回のソフトウェアアップデートを実施。今回、ユーザーインタフェース(UI)を刷新して有料ライセンス販売を開始した。
刷新したUIでは、より直感的な操作ができる。ドキュメント類を大幅に追加したほか、HTML化により検索しやすくなった。また、時系列予測の専用モードの追加、主な利用場面でのチュートリアルおよびサンプルデータの追加など、各種機能を拡充している。
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