「RaaS」が多過ぎる
以前から、英語ベースの用語の略語で似たものが多いことは気になる質でした。2019年に、IoT(モノのインターネット)などによって発生し続けるデータの中から、アクション側にとって重要なイベントだけを見つけ出して伝えられることを特徴とする「イベント駆動型アーキテクチャ」の取材をしたことがあります。この用語の英語はEvent Driven Architectureでして、その略称は「EDA」でした。
しかしながら、私にとって長らく親しんできたEDAは、半導体をはじめとする電子回路の設計を自動化するツールであるElectronic Design Automationだったため、いまいちイベント駆動型アーキテクチャのEDAになじめなかったことを覚えています。そして、2020年夏に入ってから、このEDAとは比較にならないほど英語略語で私を悩ませる言葉が出てきました。それが「RaaS」なのです。
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