新型コロナで中止になった「JIMTOF2020」、オンラインでの開催が決定:FAニュース
日本工作機械工業会と東京ビッグサイトは、Webサイト上で展開するオンライン展示会「JIMTOF2020 Online」を、2020年11月16〜27日に開催することを決定した。
日本工作機械工業会と東京ビッグサイトは2020年8月4日、Webサイト上で展開するオンライン展示会「JIMTOF2020 Online」を、同年11月16〜27日に開催することを決定したと発表した。同年4月に中止が発表されていた「JIMTOF2020(第30回日本国際工作機械見本市)」だが、新製品発表の場や商談の機会がほしいというニーズに応えるべく、オンライン開催という形で開催することを決めた。
JIMTOF2020 Onlineは、最先端の工作機械やその関連機器・技術が世界中から集結し、高度な情報交換の場として活用可能なオンライン展示会としての開催を目指す。出展企業は、動画配信や資料掲載を通じて新製品や新技術の紹介が可能であり、参加者のデータ提供による質の高いリード獲得につなげられるという。
また、ウェビナーや学生向けの企画などの併催企画も展開する方針。各種企画の詳細は2020年8月以降順次発表し、出展募集は同年9月上旬に開始する予定である。
JIMTOFは、これまで2年に1回のペースで、東京ビッグサイト全館を使って開催されてきた。JIMTOF2020も、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会終了後の2020年12月に東京ビッグサイトで開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により同競技大会の開催が2021年に延期されたため、東京ビッグサイトの東展示棟で準備中のIBC(国際放送センター)の利用も延長されることになった。
このため、JIMTOF2020で予定していた展示会場を計画通り確保できないことが決まり、主催者の日本工作機械工業会と東京ビッグサイトは2020年4月21日に開催中止を発表していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 工作機械がつながった先には何があるのか、JIMTOFが開幕
「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」が開幕。「IoT オープニングディスカッション」として、主催団体会長の日本工作機械工業会会長の飯村幸生氏らが登壇し、「つなぐ」からその先の価値創出へと急ぐ必要性を訴えた。 - “史上最大”のJIMTOF2016は969社が出展、ビッグサイトの新展示棟を初使用
日本工作機械工業会と東京ビッグサイトは、両者が主催する工作機械と関連製品/技術の展示会「第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)」の概要を発表。出展社数は前回比で104社増の969社で、総来場者数は14万人が目標。新設の東7・8ホールを初使用することで「史上最大のJIMTOF」となる。 - ハノーバーメッセのデジタル版が開催へ、2020年7月14〜15日に
世界最大級の産業見本市「ハノーバーメッセ」の主催者であるドイツメッセは2020年6月9日、同年7月14〜15日に初のデジタルイベント「ハノーバーメッセDigital Days」を開催することを発表した。 - 2020年の「CEATEC」はオンラインで開催、“ニューノーマル”に対応
CEATEC実施協議会は、2020年10月20〜23日に開催予定の「CEATEC 2020」について、千葉・幕張メッセでの通常開催に替えてオンラインでの開催を決定したと発表した。詳細は6月以降に順次発表する予定。 - 2020年度は人とくるまのテクノロジー展が中止、学生フォーミュラも
自動車技術会は2020年4月23日、2020年度の「人とくるまのテクノロジー展」を中止すると発表した。 - 来場者が6分の1に、新型コロナの影響をもろに受けた「日本ものづくりワールド」
予想以上に影響は大きかったようです。