Xeon W-1200プロセッサ搭載のプロクリエーター向けワークステーション:CADニュース
ASUSは、ワークステーションシステム「W480」シリーズのプロクリエーター向け機種「Pro E500 G6」を発表した。最新の「Intel Xeon W-1200」プロセッサを搭載し、複雑な設計やモデリング、分析作業において優れたパフォーマンスを提供する。
ASUSは2020年7月14日、2Dおよび3D CADアプリケーション専用ワークステーションシステム「W480」シリーズのプロフェッショナルクリエーター向け機種「Pro E500 G6」を発表した。
複雑な設計やモデリング、分析作業で優れたパフォーマンスを発揮
W480シリーズは、最新プロセッサ「Intel Xeon W-1200」の性能を最大限に発揮するよう設計されている。Pro E500 G6にも搭載されている同プロセッサは、最大10コア、20スレッド、125Wおよび128GバイトDDR4-2933ECCメモリに対応し、クロック速度は5.3GHzとなっている。
今回発表のPro E500 G6ワークステーションは、プロのクリエーター向けの専用システムで、複雑な設計やモデリング、分析作業においても優れたパフォーマンスを提供する。
HDMI、DisplayPort、DVI-D、VGAを介して最大3つの独立したディスプレイを同時にサポートするため、クリエーターの作業効率を向上する。また、従来のLAN接続を大幅に高速化する2つのイーサネットポートを搭載。そのうち1つは2.5Gビットイーサネット対応で、帯域幅を最大2.5倍改善するため、ファイルの高速転送や高解像度ビデオストリーミングがスムーズに実行できる。
ケースは、工具を使わずに開閉できる設計となっており、容易にメンテナンスやシステムコンポーネントの更新ができる。また、ケースのフロントパネルに採用した三角メッシュは、システム全体の空気の流れを促す機能性と芸術性を併せ持つデザインになっており、効率的な熱制御によって高いパフォーマンスと信頼性を持続させる。
また、Pro E500 G6は、クリエーターが必要とするさまざまなアプリケーションに対応する。ASUSでは、Adobe、Autodesk、V-Rayなど多数の独立系ソフトウェアベンダーと連携し、ハードウェアとの互換性を検証済みだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 2画面ノートPC「ZenBook Pro Duo」を徹底分解して見えたASUS流の品質設計
ASUSのデュアルディスプレイ搭載ノートPC「ZenBook Pro Duo」。今回、ASUSの協力の下、同製品を分解する機会を得た。製品レビューは他媒体にお任せし、本稿では設計上の特徴なポイントを中心にお届けする。 - 画像を高精細、滑らかに表現する2560×1440ドットの24型液晶モニター
JAPANNEXTは、24型液晶モニター「JN-IPS244WQHD」を発売した。2560×1440ドットの解像度でHDの約4倍の作業領域を持つ同モニターは、画像を高精細に再現し、リフレッシュレート75Hzで素早い動きも滑らかに表現する。 - 「GeForce RTX 2060」標準搭載のCAD設計向けハイスペックノートPC
エプソンダイレクトは、CAD設計向けハイスペックノートPC「Endeavor NJ7000E CAD設計Select」を発表し、2019年12月24日からオンラインショッピングサイトおよびコールセンターを通じて受注を開始した。 - 「NVIDIA Quadro P3200」搭載のクリエイター向けノートPCを発売
ユニットコムは、「NVIDIA Quadro P3200」を搭載したクリエイター向けノートPCを発売した。iiyama PCブランドのSENSE∞から販売し、各種カスタマイズができるBTOに対応する。 - レノボ、CAD業務に最適な高性能17.3型モバイルワークステーション
レノボ・ジャパンは、17.3型モバイルワークステーション「ThinkPad P73」を発売した。デスクトップワークステーションと同等の、高いパフォーマンスを備えた、プロフェッショナルユーザー向けのモデルだ。 - 最新アーキテクチャで構成されたタワー型ワークステーションを発表
サードウェーブは、タワー型ワークステーション「THIRDWAVE Pro WORKSTATION X2612」を発表した。CPUに「Intel Xeon W-2100」シリーズ、チップセットに「Intel C422」を搭載する。