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サービスロボットの開発と運用を支援するクラウド基盤の月額サービスを開始:ロボット開発ニュース
MODEは、サービスロボット向けのクラウド基盤「MODE ROBOT CLOUD」を月額サービスで提供すると発表した。サービスロボットの開発と運用をサポートし、開発時のイニシャルコストと時間の削減に貢献する。
MODEは2020年6月11日、サービスロボット向けのクラウド基盤「MODE ROBOT CLOUD」を月額サービスで提供すると発表した。サービスロボットの開発と運用をサポートし、開発時のイニシャルコストと時間の削減に貢献する。
MODE ROBOT CLOUDは、データの到達保証からデータの活用まで対応する、サービスロボット向けのクラウド基盤だ。ロボットのシステム構成や認証などの管理、ロボットステータス監視とメンテナンスタスク管理、サービスロボット開発のためのAPI、ロボットクラウドとロボットの連携のためのロボット用SDKを提供する。
SDK経由でロボットに接続可能で、ROS(Robot Operating System)にインストールするだけでデータ収集を開始できる。ゲートウェイを利用したデータの一括収集も可能だ。
また、カスタマイズ可能で操作性の高いダッシュボードを用意。ロボットの状態は、ロボットのIDやステータス、GPSと連携した地図アプリから確認できる。
ロボットメーカーや保守運用会社による、エンドユーザーへの製品保守やトラブル対処に適しており、デバッグ用データのリアルタイム収集、中央管理型のモニタリング、現場作業者とのサポートツールとしての利用を見込む。
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