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運転特性連動型自動車保険向けにアクセサリーソケット型ビーコンを開発:組み込み採用事例
ACCESSは、ソニー損害保険の運転特性連動型自動車保険「GOOD DRIVE」向けにBluetooth Low Energyモジュール搭載のアクセサリーソケット型ビーコンを開発し、提供を開始した。
ACCESSは2020年4月15日、ソニー損害保険の運転特性連動型自動車保険「GOOD DRIVE(グッドドライブ)」向けにBluetooth Low Energyモジュール搭載のアクセサリーソケット型ビーコンを開発し、提供を開始した。
GOOD DRIVEは、スマートフォン用「GOOD DRIVEアプリ」と専用ビーコンを用いて運転特性を自動計測し、保険開始以降の全ての運転特性データから事故リスクをスコア化する自動車保険商品だ。
アプリ上での運転特性データ計測および事故リスクのスコア化には、ソニーグループのAI(人工知能)技術が用いられている。走行時間、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作などをアプリ上で計測。これらのデータを基に事故リスクをスコア化し、キャッシュバック率を決定した後、保険料が最大30%キャッシュバックされる。
また、専用ビーコンには、万一の事故や車のトラブル時のサポートとして「緊急ボタン」を設置。緊急時に押すと、アプリ上に緊急連絡先が表示されるとともに、ドライバーの位置情報や契約情報がアプリから事故受付担当者に送信される。
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