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豊田合成がPCR検査車両、隔壁越しに検体採取、必要に応じて移動も:車両デザイン
豊田合成は2020年5月7日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査を行う車両を東京都医師会に提供したと発表した。
豊田合成は2020年5月7日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査を行う車両を東京都医師会に提供したと発表した。
車両はバックドアの開口部に隔壁が設けられており、医療従事者が隔壁越しに患者から検体を採取できるようにしたものだ。医療従事者は感染を防ぎながら作業を行える。また、車両は必要な場所に移動してPCR検査に使うことができる。東京都医師会では、感染軽症者が滞在する都内ホテルの近隣に配置して活用する。
PCR検査車両は、豊田合成が次世代ゴム「e-Rubber」を使った医療デバイスの共同開発などで連携しているネットワークを生かして提案し、実現に至った。車両の改造は、特装車事業を手掛けるトヨタカスタマイジング&ディベロップメントの協力を得て実施した。今後も医療現場のニーズに応じて、より高度なモバイルステーションへの進化を目指していくとしている。
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