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横河電機がデンマークの画像AI関連ベンチャー企業を買収製造マネジメントニュース

横河電機は、AIによる画像解析技術を有するデンマークのGrazper Technologiesの全株式を取得した。Grazperの技術を横河電機の各種事業に展開し、新たな産業用AIソリューションの開発を進める。

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 横河電機は2020年3月25日、AI(人工知能)による画像解析技術を有するデンマークのGrazper Technologies(Grazper)の全株式を取得したと発表した。Grazperの技術を横河電機の各種事業に展開し、新たな産業用AIソリューションの開発を進める。

 Grazperは、AIによる画像解析において先端技術を持つベンチャー企業。2015年に設立された。アルゴリズムや3Dモデリングで理論化された画像認識手法を限られたコンピューティングリソースで実行するソフトウェアを、FPGA上で効率よく動作させることができる。

 横河電機では、プラントや公共インフラ向け事業者に対して、AIを活用したソリューションの開発、提供を進めている。Grazperの技術を取得することで、ロボットへの画像情報取り込みやプラントでの異常検知、カメラを用いたセキュリティ監視など、画像解析AIを中核としたソリューションの提供が可能になるという。

 具体的な取り組みの第1弾として、子会社のアムニモが開発している産業用LTEゲートウェイ「Edge Gateway」に、GrazperのAI「IP core」を動作させるFPGAを搭載する予定だ。これにより、スマートシティー実現に向けたプロジェクトや、空港、鉄道向けセキュリティの実現を目指す。

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