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バイオ医薬品の生産能力拡大に向け、イギリス拠点に約90億円を投資工場ニュース

富士フイルムは、バイオ医薬品CDMOの中核会社であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologiesのイギリス拠点に約90億円を投資し、製造設備を増強する。新規製造ラインなどを導入し、バイオ医薬品の生産能力を拡大する。

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 富士フイルムは2020年3月18日、バイオ医薬品CDMO(薬剤の細胞株開発から市販薬製造までのサービスを製薬企業へ提供)の中核会社であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(FDB)のイギリス拠点に約90億円を投資し、製造設備を増強することを発表した。新規製造ラインなどを導入し、バイオ医薬品の生産能力を拡大する。

 同社は今回、新規顧客からの生産要請に加え、既存顧客からの増産要請にも対応するため、FDBのイギリス拠点に設備投資し、微生物培養によってバイオ医薬品の原薬を製造する設備を増強する。

 具体的には、2000リットル微生物培養タンク2基や精製設備などを備えた製造ラインを新設。既存製造ラインのユーティリティー設備や精製プロセス設備なども増強し、大幅に生産量を向上させる。イギリス拠点は今回の設備投資により、微生物培養による原薬の生産能力が現状比約3倍となる。着工時期は2020年3月、稼働は2022年以降を予定している。

 現在、同社では、バイオ医薬品のプロセス開発や製造の受託拡大に向け、高効率、高生産性の技術開発、積極的な設備投資を推進している。動物細胞培養タンクやヒト細胞培養設備など大規模な投資を実施し、FDBのアメリカ拠点の抗体医薬品や遺伝子治療薬の受託能力を増強している。また、微生物培養によるバイオ医薬品市場でも、30年以上にわたる受託実績と、業界トップクラスのタンパク質産生効率などを達成する高生産性技術「pAVEway(ペーブウェイ)」を強みに受注を拡大させている。

 今後、さまざまな種類のバイオ医薬品の生産プロセスを開発し、少量生産から大量生産、原薬製造から製剤化まで受託できる強みを生かしてバイオCDMO事業での2021年度の売上高1000億円を目指す。

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