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応答性能が大幅に向上したJTAGデバッグツールの新製品:組み込み開発ニュース
DTSインサイトは、同社のJTAGデバッグツール「adviceLUNA II」の後継機種となる「adviceXross」を発売した。基本機能の強化に伴って、応答性能が大幅に向上している。
DTSインサイトは2020年2月25日、同社のJTAGデバッグツール「adviceLUNA II」の後継機種となる「adviceXross(アドバイス クロス)」を発売した。
adviceXrossでは、ハードウェアに加えてadviceシリーズ用のGUIデバッガが「microVIEW-Xross」として再設計されており、基本機能の強化に伴って応答性能が大幅に向上している。
また、新規プロジェクトの作成やダウンロードなどの操作手順が簡略化されたほか、拡張入出力ポートによる単体テストやPythonスクリプトと連携したテストの自動化を支援する。
USB3.1バスパワー接続が可能で、JTAGクロックは最大125MHzとなった。マルチコア向けに対応コア数も拡大している。さらに、ストリーミング機能により、ホストPCにトレースデータを長時間保存できる。トレースメモリはトレースユニット接続時で8GBとなった。
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