ニュース
IoT化や品質管理を含む、ねじ締めロボット自動化設備導入サポートを開始:FAニュース
蛇の目ミシン工業は、多機能型卓上ロボット「JR3000」シリーズの導入から使用までを支援する、ねじ締めロボット自動化設備導入サポートサービスを提供開始した。IoT対応や品質管理も含め、設備導入後、すぐに生産を開始できるようになる。
蛇の目ミシン工業は2020年2月4日、多機能型卓上ロボット「JR3000」シリーズの購入から導入、使用までを支援する、ねじ締めロボット自動化設備導入サポートサービスの提供を開始した。
同社は今回、ねじ締めドライバーとねじ供給機を搭載した、ねじ締めロボット一式を発売。そのオプションとして、ロボットの架台製作から冶具製作、導入時のティーチングなど、導入から使用まで一貫してサポートするサービスを提供する。
従来は、卓上ロボットの用途に応じたねじ締めドライバーや設備を、ユーザー自身で準備する必要があった。同サービスでは、架台や冶具、ねじ締めドライバー、ねじ供給機、各種センサー、ライトカーテン、ドライブレコーダーなどをセットで購入できる。こうしたIoT(モノのインターネット)対応かつ品質管理も含めた自動化設備一式により、ユーザーは設備導入後、すぐに生産を開始できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 工場IoTは既に実益が得られる手段、カギを握る「目的」と「協創」
MONOistを含むITmediaの産業向け5メディアは、セミナー「MONOist IoT Forum in 大阪」を開催した。三菱電機、ダイキン工業、IHS Markitなどが登壇した同セミナーのレポートを前後編に分けてお送りする。 - ペンを組み立てネジを締める、「コボッタ」のできることを訴えたデンソーウェーブ
デンソーウェーブは、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、軽量コンパクトで簡単に使える協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」のさまざまな使い方をアピールした。 - エッジは強く上位は緩く結ぶ、“真につながる”スマート工場への道筋が明確に
IoTやAIを活用したスマートファクトリー化への取り組みは広がりを見せている。ただ、スマート工場化の最初の一歩である「見える化」や、製造ラインの部分的な効率化に貢献する「部分最適」にとどまっており、「自律的に最適化した工場」などの実現はまだまだ遠い状況である。特にその前提となる「工場全体のつながる化」へのハードルは高く「道筋が見えない」と懸念する声も多い。そうした中で、2020年はようやく方向性が見えてきそうだ。キーワードは「下は強く、上は緩く結ぶ」である。 - 工場自動化のホワイトスペースを狙え、主戦場は「搬送」と「検査」か
労働力不足が加速する中、人手がかかる作業を低減し省力化を目的とした「自動化」への関心が高まっている。製造現場では以前から「自動化」が進んでいるが、2019年は従来の空白地域の自動化が大きく加速する見込みだ。具体的には「搬送」と「検査」の自動化が広がる。 - 自律するスマート工場実現に向け、IoTプラットフォーム連携が加速へ
製造業のIoT活用はスマート工場実現に向けた取り組みが活発化している。多くの企業が「見える化」には取り組むが、その先に進むために必要なIoT基盤などではさまざまなサービスが乱立しており、迷うケースも多い。ただ、これらのプラットフォームは今後、連携が進む見込みだ。 - 見えてきたスマート工場化の正解例、少しだけ(そもそも編)
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説します。第28回となる今回は、スマート工場化において見えてきた正解例について前提となる話を少しだけまとめてみます。