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設備の稼働を容易に可視化する、交流電流計測スタータキットFAニュース

コンテックは、交流電流計測スタータキット「CPS-PACM-CMS1」の受注を開始した。工場生産設備などに後付け装着することで電線の電流値を計測でき、設備の遠隔稼働監視システムを簡単に構築できる。

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 コンテックは2020年1月28日、交流電流計測スタータキット「CPS-PACM-CMS1」を発売し、受注を開始した。工場生産設備などに後付け装着することで電線の電流値を計測でき、簡単に設備の稼働を監視できる。価格は4万2000円(税別)。

 CPS-PACM-CMS1は、別売コントローラーの「CONPROSYS テレメータ(CONPROSYS TM)」シリーズやModbus-RTU(RS-485)で通信できる交流電流センサー(CTセンサー)2式とACアダプター、接続ケーブルが一体となったスタータキットだ。

 同キットをCONPROSYS TMと組み合わせて使用すると、特別な工具がなくても、計測したい電線にCTセンサーを挟み込んで、CONPROSYS TMをブラウザで設定すれば、60Aまでの交流電流が計測できる。

「CONPROSYS TM」との接続イメージ 出典:コンテック
クランプ式CTセンサー 出典:コンテック

 計測で得られた値はCONPROSYS TM本体に取り込まれ、ブラウザ上でリアルタイムにデータを確認できる。他にも、CONPROSYS TMのイベント検知や警報メールの通知、モニタリング画面など、さまざまな機能が利用できるようになる。さらに、CONPROSYS TMに内蔵された画面作成ソフト(CONPROSYS HMI)を使用すれば、グラフィカルな表現も可能だ。

「CONPROSYS TM」での表示画面例(クリックで拡大) 出典:コンテック

 同キットとCONPROSYS TMを用いることで、交流電流の計測に、センサーの選定や信号配線、IoT(モノのインターネット)機器の設定などをする必要がなくなる。また、設定から運用までの全ての工程を、Webブラウザからプログラムなしで実行できるため、時間とコストをかけずに、簡単に遠隔監視システムを構築できる。

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