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「不要不急」に見る、ルールが好きな日本人モノづくり総合版メルマガ 編集後記

生殺与奪の権を他人に握らせることになってはいけません。

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 この記事は、2020年2月20日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

「不要不急」に見る、ルールが好きな日本人

 新型コロナウイルス感染拡大の影響がビジネスに大きな影響を落としつつあります。中国の工場から部品が入らなくなり、工場での生産活動を休止する状況がある他、国内外で展示会やセミナーなどを休止するケースが増えています。世界最大のモバイル関連技術の展示会である「Mobile World Congress(MWC)」が開催中止を発表した他、日本でもカメラ機器の展示会「CP+」が開催中止に追い込まれています。厚生労働省から「不要不急の外出を避けるように」という呼びかけがあった影響からか、特に今週に入ってからは記者会見やセミナーを中止する案内が相次いでおり、予定の変更や確認、対応にわれわれ取材する側もあたふたしている状況です。

 その中で話をしていてよく議論になるのが「不要不急をどう定義するのか」という点です。「何人の集まりならよくて、何人ならだめなのか」や「会社への出勤は大丈夫なのか」などなど、「ちゃんと線引きを決めてくれよ」という声が社内外あちこちから聞こえてきます。こうした話を聞いていて、ふと思い出したのが「日本人はルールへのこだわりが強い」という話です。

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