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LPWAおよびWi-Fi対応のIoT、M2M通信機器を発売:組み込み開発ニュース
YE DIGITALは、IoT、M2M通信機器「MMLink」シリーズに、LPWAに対応したアナログコンバーター「MMLink-LTM」とマルチキャリアに対応したWi-Fi付きLTEルーター「MMLink-IR611」「MMLink-IR 615」を追加し、2020年3月に発売する。
YE DIGITALは2020年1月29日、IoT(モノのインターネット)、M2M通信機器「MMLink」シリーズに、LPWAやWi-Fiに対応した製品を追加すると発表した。2020年3月の発売を予定する。
新たに追加される製品は、LPWAに対応したアナログコンバーター「MMLink-LTM」と、マルチキャリアに対応したWi-Fi付きLTEルーター「MMLink-IR611」「MMLink-IR 615」の3種類だ。
MMLink-LTMは、既に2019年11月にJA西都の重油タンク残量監視システムに導入されているもので、ビニールハウスの外にある重油タンクに設置され用いられている。今回、同社の量産体制が整い、一般販売されることとなった。屋外設備監視向けに電池駆動可能で、防塵(じん)防滴対応となっている。
また、MMLink-IR611、MMLink-IR 615は、InHand Networksとの共同開発製品で、Wi-Fi接続に対応する。配線が不要なため、システム構成の変更や追加が多い工場内の設備監視を用途として見込む。
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