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ダイヘンがドイツのロボットシステム開発会社を買収、自動化対応力強化製造マネジメントニュース

ダイヘンは、ドイツのロボットシステムインテグレーターLASOtech Systemsを買収した。同社が得意とするアーク溶接の前後工程に、ラゾテックのハンドリングアプリケーションを活用することで、工場全体の自動化対応力を強化する。

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 ダイヘンは2020年1月21日、ドイツのロボットシステムインテグレーターLASOtech Systems(ラゾテック)を買収したと発表した。ラゾテックが得意とするレーザー溶接、切断、ハンドリング、シーリングなどのアプリケーションを活用し、欧州市場における顧客の工場全体の自動化に貢献する。

 ラゾテックは、自動化生産ラインの設計から製作、据え付け、メンテナンスまでのソリューションをワンストップで提供している。欧州の大手自動車メーカーなどの顧客を持つ。

 自動車生産におけるアーク溶接工程では、ハンドリングなどの前後工程を含めた自動化範囲の拡張が進んでいる。しかし、その実現のためには、ロボット本体に加えて、さまざまな周辺機器を適切に組み合わせたシステム構築が必要になる。さらに、その構想や設計、制作を担うシステムインテグレーターの存在が重要になるという。

 今回の買収によりダイヘンでは、同社が得意とするアーク溶接の前後工程に、ラゾテックのハンドリングアプリケーションを活用することで、工場全体の自動化対応力を強化する。また、ラゾテックが持つ欧州大手自動車の顧客に対して、両社の技術を組み合わせた競争力の高いアーク溶接システムを提案し、販売を拡大していく。

 ダイヘンでは今後、欧州でのロボットシステム事業を拡大し、2020年に欧州でのアーク溶接ロボットの市場シェア10%、売上高100億円を目指す。

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