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世界基準の医療機関向けソリューションを日本市場に導入医療機器ニュース

フィリップス・ジャパンは、海外で950以上の施設に導入されているトータル・ホスピタル・マネジメント・システム「Tasy」を日本で提供開始する。従来の情報システムでは独立していた機能を統合できる。

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 フィリップス・ジャパンは2019年11月12日、海外で950以上の施設に導入されているトータル・ホスピタル・マネジメント・システム「Tasy」を、同月より日本で提供開始すると発表した。

 Tasyは、従来の日本の医療機関向け情報システムでは独立していた電子カルテや部門システム、医療会計、経営管理、サプライチェーン管理機能などを統合したソリューション。1つのデータベース、統一されたユーザーインタフェースシステムで使用でき、リアルタイムで情報を共有することが可能だ。

 複数の病院を1つのデータベースシステムでサポートし、グループ病院の情報を一元管理できる。パラメーターの設定は変更可能で、各医療機関がニーズに応じて最適化できる。web型システムのため、継続的に機能がアップデートされ、クライアントソフトウェアを更新する手間を省ける。

 リアルタイム臨床意思決定支援(クリニカル・ディシジョン・サポート:CDS)機能を備え、医療従事者とオペレーションの意思決定を支援する。病院全体のオペレーションや財務などの状況をリアルタイムに提供する。

 また、フィリップスの専門チームが、医療機関の現状分析や改善策の立案・実行支援までをサポート。トータルサポート型のソリューションとして、業務改革を支援する。

 Tasyは、海外では多くの医療機関で導入実績があり、国際的な認証機関HIMSSやJCIからも高評価を得ている。高度なプライバシー保護・セキュリティ機能も備え、EUの個人情報保護規制(GDPR)にも対応している。

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「Tasy」イメージ(クリックで拡大) 出典:フィリップス・ジャパン

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