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イオンモールがスマート化、「快適なカスタマージャーニー」をどう実現するのか:スマートリテール(3/3 ページ)
イオンモールは、「イオンモール幕張新都心」をパイロット店舗として、さまざまなデジタル機器を活用してショッピングセンターをスマート化する「スマートモール」の取り組みを進めている。この“スマート・イオンモール”の実証で効果を確認できたサービスは、順次国内で展開を広げていく方針だ。
「イオンモールワークス」で専門店従業員の業務を一気にデジタル化
「省人化」では、専門店従業員向けの業務用タブレット端末「イオンモールワークス」を導入している。
これまで、イオンモールに入居する専門店が各種届出書の申請や承認を行うには、館内の事務所に行って紙の資料でやりとりする必要があった。例えば、専門店で新規に雇用した従業員を届け出る場合、紙の書類に必要情報を書き込んだ上で、その従業員の証明写真も貼り付けて提出しなければならなかった。
イオンモールワークスは、これらの業務を全てデジタル化するものだ。届出書に印鑑が不要で署名はタブレット端末上で手書きしたサインでOK。先述した証明写真はタブレット端末のカメラを使って撮影すればよい。
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確かにすごいらしいんですが、めっちゃお高いらしい。
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