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CPSを可能にするIT運用サービス、インフラ管理やバックエンド業務など:製造ITニュース
東芝デジタルソリューションズはITシステムの企画から構築、運用、改善などを請け負い、CPSを可能にするマネージドサービス「Albacore」の提供を開始する。
東芝デジタルソリューションズは2019年10月8日、ITシステムの企画から構築、運用、改善などを請け負い、CPS(サイバーフィジカルシステム)を可能にするマネージドサービス「Albacore(アルバコア)」の提供を開始すると発表した。
Albacoreは、ITシステムの維持、メンテナンスだけでなく、最適化や自動化を進めながら継続的な改善にも取り組む運用サービスだ。東芝の事業領域で培った運用経験に基づき、クラウド、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、OSS(オープンソースソフトウェア)などのテクノロジーを取り込み、ユーザーのビジネスを支援する。
エッジからオンプレミス、クラウドにわたるインフラストラクチャーの運用サービスをフルレイヤーで提供し、CPSを実現する。
また、契約管理などのバックエンド業務サービスやサービスデスク、アプリケーション運用まで含めたオプションサービスもラインアップにそろえる。
その1つであるクラウドマネージドサービスでは、クラウドの活用に必要な企画から設計、構築、運用までをワンストップで提供。Amazon Web Services、Microsoft Azure、Oracle Cloudなどに対応しており、それぞれの特徴を組み合わせ、顧客のビジネス要件に合わせたマルチクラウド環境を提案する。
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