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マイコンとAzureで低温調理器を作ってみたモノづくり総合版メルマガ 編集後記

製作費は4000円ほど。経験はプライスレス。

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 この記事は、2019年10月10日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


マイコンとAzureで低温調理器を作ってみた

 気付けば10月も中旬。日ごとに秋めき、過ごしやすい気候になりました。週に1回発行する「モノづくり総合版 メールマガジン」の編集後記は、8人の記者が持ち回りで担当しています。私が小欄を前回担当したときは夏真っ盛りの8月中旬で、もう出番が回ってきたのかと時間の経過を早く感じることに最近焦っています。

 前回の小欄では、ざっくりと要約すると「『低温調理器』が欲しいがそこそこ良いお値段がする。なので自作しようかな」といったことを書きました。低温調理器を自作している人は世界的に多くいるようですが、私も実際に作ってみたので今回はその顛末をネタにしようと思います。

 今回作ってみた低温調理器は、温度調整機能を持たないスロークッカー(電気調理鍋)がベースとなっています。低温調理では60℃前後の調理温度を数時間ほど保つ必要がありますが、スロークッカーは沸騰直前まで鍋を加熱することが本来の機能です。

 そこで、スロークッカーの電源プラグとコンセントの間に半導体リレーを挿入し、スロークッカーの電源投入期間をマイコン制御することで温度調整を行っています。また、低温調理器を操作するリモコンとしてスマートフォンアプリを開発し、バックエンドはMicrosoft Azureで構築しました。


自作した低温調理器のシステム概要(クリックで拡大)

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