スズキが小型車でプラグインハイブリッド、自動運転車を所有する喜びも提案:東京モーターショー2019
スズキは2019年9月30日、「第46回東京モーターショー2019」(一般公開日:2019年10月24日〜11月4日、東京ビッグサイト他)において、プラグインハイブリッド車(PHEV)や自動運転車の参考出品車ーや、「ハスラー」のコンセプトモデルなどを世界初公開すると発表した。
スズキは2019年9月30日、「第46回東京モーターショー2019」(一般公開日:2019年10月24日〜11月4日、東京ビッグサイト他)において、プラグインハイブリッド車(PHEV)や自動運転車の参考出品車や、「ハスラー」のコンセプトモデルなどを世界初公開すると発表した。
PHEVのコンセプトモデル「WAKUスポ(ワクスポ)」はAセグメントのコンパクトカーだ。車体形状やフロントマスク、インテリアの表示コンテンツを切り替えられるスイッチを搭載し、一人一人に合わせてクルマが変化するという。「みんなで共有できる未来の『小さなクルマ』を提案する」(スズキ)としている。日常の移動から趣味使いまでカバーする。
自動運転車のコンセプトカー「HANARE(ハナレ)」は、移動時間とほどよい空間を誰もが自由に有効活用できるモバイルルームだ。家の離れのようなほどよい大きさの室内空間で移動することで、運転以外の楽しさを提供する。ライフスタイルが多様化する将来において、さまざまな使い方や利用シーンに対応するとしている。また、超効率化社会の中で、人間同士のつながりや人が持つこだわりなど人間らしい欲求を大切にし、「クルマを所有する新たな喜びを提案する」(スズキ)という。
この他、ハスラーのコンセプトモデル2種類や、屋外イベントや災害時の避難所で安心して子どものおむつ替えや授乳ができる軽商用車などを出展する。二輪車は、新開発の油冷エンジンを搭載したフルカウルスポーツバイク「ジクサー SF 250」やネイキッドスポーツバイク「ジクサー 250」を日本初公開する。
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