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高速加工と加熱長寿命で生産性を向上する電子ビーム金属3Dプリンタ：FAニュース
三菱電機は、熱源に電子ビームを用いた金属3Dプリンタ「EZ300」を発表した。毎時250ccの高速加工と、加熱寿命1000時間を可能にする独自の棒状陰極により、製造現場の生産性向上に貢献する。
三菱電機は2019年9月2日、熱源に電子ビームを用いた金属3Dプリンタ「EZ300」を発売した。希望小売価格は9800万円（税別）。年間10台の販売を目指す。
EZ300は、電子ビームを熱源とし、粉末床溶融結合方式で造形する金属3Dプリンタだ。毎時250ccの高速加工を可能にする最高出力6kWの電子銃用電源を搭載する。また、同社が電子ビーム加工機で培ったビーム収束、偏向技術により、最適なビームスポットの形成と走査を提供し、生産性向上に貢献する。
電子ビームの発生源となる棒状陰極は、加熱制御を最適化する独自構造となっている。棒状陰極を納める真空室は真空度が保持され、異物進入を防止する構造であるため、棒状陰極の加熱寿命が1000時間と従来の10倍以上に延長した。
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