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QtベースのUIがマイコンで動く、「Qt for MCUs」を発表組み込み開発ニュース

The Qt Companyは、マイコン上でのUI開発向けに、新しいグラフィックスツールキット「Qt for MCUs」を発表した。安価でスマートフォンのように直感的な操作性を持つアプリケーションの開発ができる。

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 The Qt Companyは2019年8月21日、マイコン(MCU)上でのユーザーインタフェース(UI)の開発向けに、新しいグラフィックスツールキット「Qt for MCUs」を発表した。安価でスマートフォンのように直感的な操作性を持つアプリケーションが開発できる。

 Qt for MCUsは、既存の「Qt for Device Creation」用のツールとライブラリを再利用。フロントエンドを宣言型のQMLで定義し、バックエンドをC/C++で実装することで、Qtアプリケーションの開発期間を短縮する。ハイエンドからローエンドまで、複数のデバイスに同じ技術を利用できるため、メンテナンスコストおよびハードウェアコストを削減できる。さらに、消費電力の少ないMCUを利用することで、バッテリーも節約できる。

 コネクテッドカー、ウェアラブル機器、スマートホーム、工業および医療分野のデバイス向けに、少ないフットプリントで高いユーザーエクスペリエンスを提供する。

 デバイスの多機能化と高性能化に伴い、没入感の高いアプリケーションやUIの開発が求められている。車載インフォテイメントシステムをはじめとするコネクテッドデバイスでは特にその傾向が強く、今回の発表はそうしたニーズに応える形だ。

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「Qt for MCUs」によるUIイメージ(クリックで拡大) 出典:The Qt Company

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