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オイルホールの採用で、給油量が倍増した超硬ドリル:FAニュース
不二越は、オイルホールを採用した超硬ドリル「アクアREVOドリル オイルホール」を発表した。新開発のオイルホールにより、内部給油の吐出量が倍増し、冷却性、潤滑性、切りくず排出性が向上。工具寿命も延びている。
不二越は2019年8月19日、オイルホールを採用した超硬ドリル「アクアREVOドリル オイルホール」を発表した。3D、5D、8Dの3タイプがあり、参考寸法と価格は、全長82mmの3Dが1万4200円、全長100mmの5Dは1万6400円、全長118mmの8Dは1万8400円となっている(全て1本当たりの価格、税別)。3D、5Dは同年8月21日に発売、8Dは同年11月に発売の予定だ。
新開発のオイルホール「REVO Power Cooler」を採用し、内部給油の吐出量が同社従来品の2倍になった。切削油の流量と流速が増加したことで、加工点での冷却性が向上し、潤滑性と切りくず排出性も高まった。また、耐摩耗性と耐酸化性に優れたREVO-Dコートでコーティングし、高速切削や高送り加工で高い性能を発揮する。
潤滑性と切りくず排出性の向上は、工具の長寿命化にも貢献する。他社の汎用オイルホールドリルとの比較では、工具寿命が約2倍だった。さらに同製品は、汎用オイルホールドリルでありながら、難削材であるステンレスの穴あけ加工においても、他社ステンレス専用オイルホールドリルの2倍以上の長寿命を誇る。一般鋼から高硬度鋼、ステンレス、チタン合金、耐熱合金まで、同ドリル1本であらゆる材質に対応できる。
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