Linux管理者のスキルを評価する認定資格試験の配信を開始:キャリアニュース
CompTIA日本支局は、Linuxシステムを運用するITプロフェッショナルのスキルを証明する認定資格試験「CompTIA Linux+」の配信を開始した。パフォーマンスベーステストが導入されたLinux唯一の認定資格だ。
CompTIA日本支局は2019年8月2日、自動車やスマートフォン、サーバ、スーパーコンピュータなどをLinuxで管理する、ITプロフェッショナルのスキルを証明する認定資格「CompTIA Linux+(コンプティア リナックスプラス)」の配信について発表した。試験番号はXK0-004で、同年8月9日から配信を開始している。
CompTIA Linux+は、ANSI(American National Standards Institute:米国規格協会)から、「ISO/IEC 17024:2012」(要員認証機関の認定)の認定を受けており、国際的に認められた資格となる。多様なLinuxディストリビューションを管理する上で共通して求められるスキルを網羅しており、Linuxディストリビューションが提供する認定資格を取得する上でのスキルパスとしても有効だ。
CompTIA Linux+試験情報
CompTIA Linux+認定資格試験は、スキルを正確に評価するためのパフォーマンスベーステスト(シミュレーション)が導入されたLinux唯一の認定資格となっている。パフォーマンスベーステストに加えて、単一および複数選択式でも出題される。
出題範囲は「ハードウェアとシステムの設定」(21%)、「システムのオペレーションとメンテナンス」(26%)、「セキュリティ」(19%)、「Linuxのトラブルシューティングと診断」(20%)、「自動化とシェルスクリプト」(14%)。問題数は最大90問で試験時間は90分となる。100〜900のスコア形式で720スコア以上が合格ラインだ。
受験の条件として、Linux関連の設定、監視、サポート、サーバ運用に関する9〜12カ月の業務経験が必須。一試験分の受講料は、一般価格が4万424円、メンバー価格が3万4361円(いずれも税込み)となっている。
CompTIA認定資格は役割に応じて、「CORE」「INFRASTRACTURE」「CYBERSECURITY」「ADDITIONAL PROFESSIONAL」に分類されている。その中でも特にニーズの高い「INFRASTRACTURE」「CYBERSECURITY」については、推奨キャリアパスが設定されており、CompTIA Linux+は「INFRASTRACTURE」のキャリアパスに含まれる。
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