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エッジとAIを補完し合った新生クラウデラ、製造業への提案を強化製造マネジメント インタビュー(2/2 ページ)

2019年1月、クラウデラ(Cloudera)とホートンワークス(Hortonworks)が合併し、新生クラウデラとして発足した。「Hadoopを用いたデータプラットフォーム」で競合関係にあった両社だが、エッジとAIという観点では互いの技術を補完し合っている。今後日本市場では、AIやIoTの活用が大きな課題になっている製造業への提案を強化する構えだ。

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統合アプリケーションも準備中「一番のポイントはeasy to use」

 自動車業界以外の製造業でも新生クラウデラのソリューションは力を発揮する。工場であれば、センサーやPLC、ヒストリアンなどにMiNiFiを組み込んでのデータ収集が可能だ。データプラットフォームの観点からは、MES(製造実行システム)やERPなどとの連携の容易さも重要になる。また、「工場向けのトレンドは、機械学習の導入や予知保全から画像分析に移行しつつある。コンピュータビジョンこそが本命ではないか。また、画像だけでなく音の分析も求められている」(ガー氏)。

 この他にも、PTCのIoTプラットフォーム「ThingWorx」が提供する産業機器向けデータインタフェース「Kepware」との連携によるデータ収集や、PLM「Windchill」を用いたデジタルツインの実現でも、新生クラウデラのソリューションが役立っている。ガー氏は「PLM関連の知見は、PTC以外のベンダーのPLMにも展開できるようにしたい」と語る。

 そして、新生クラウデラのソリューションを統合的に扱えるようにするアプリケーションの準備も着々と進んでおり、間もなくリリースされる予定だ。クラウデラ日本法人 執行役員社長の中村共喜氏は「一番のポイントはeasy to use。ヘテロジニアスな環境で、両社のエッジのきいたそれぞれのソリューションを扱えるようにする。コンセプトは『エクスペリエンス×データサイエンス×データエンジニアリング』で、テクノロジーではなく、エンドユーザーにフォーカスする。データプラットフォームはビジネスイネーブラーであり、現場の人々が使いやすくなければばらない。そのための新アプリケーションだ」と述べている。

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