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走るクルマも自由視点で俯瞰できる、OKIが「フライングビュー」を提案組み込み開発ニュース

OKI(沖電気工業)は、「ワイヤレスジャパン2019/ワイヤレスIoT EXPO 2019」に出展し、対象物とその周囲を自由な視点で俯瞰(ふかん)できるモニタリングシステム「フライングビュー」を参考展示した。

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 OKI(沖電気工業)は、「ワイヤレスジャパン2019/ワイヤレスIoT EXPO 2019」(2019年5月29〜31日、東京ビッグサイト)に出展し、対象物とその周囲を自由な視点で俯瞰(ふかん)できるモニタリングシステム「フライングビュー」を参考展示した。


フライングビューの展示。左奥のディスプレイが元映像で、中央、右側のディスプレイに俯瞰映像が出力されている(クリックで拡大)

 同システムは現在開発中となるが、コマツ(小松製作所)や建設会社のNIPPO、ALSOK(綜合警備保障)、NTTドコモなどと実証試験を進めている。建設機械の遠隔操作実現に向けた周囲監視や、警備車両に対する不審車両モニタリング、船舶付近の波状況の視認などのニーズがあるという。

 同システムでは、対象物の前後左右に搭載した魚眼レンズ付きカメラ4台と画像合成装置を用いる。撮影された映像は画像合成装置によってゆがみ補正、張り合わせなどの画像処理が行われ、対象物を中心とした半球面上の任意視点から対象物のCGモデルと周囲映像がAR(拡張現実)表示される。


フライングビューの概要(クリックで拡大)

 展示ブースではデモとして、魚眼カメラで撮影された映像(解像度:1280×720ピクセル、フレームレート:30fps)4本から、1本の俯瞰映像(解像度:1920×1080ピクセル、フレームレート:60fps)にリアルタイム変換していた。変換で発生する遅延は「0.1秒以内」(同社担当者)とし、ユーザーは遅延をほとんど認識せずに希望する視点から対象物をモニタリングできる。

フライングビューを操作する様子(クリックで動画再生)

 開発中の画像合成装置では処理性能を重視し、Xilinx製プログラマブルSoC(System on Chip)の「Zynq UltraScale+ MPSoC」を搭載する。俯瞰画像を合成するIP(Intellectual Property)は、クロアチアに本社を置くXylonの「logicBRICKS」を用いた。

 同システムは2020年度の商用化を目指すとし、現在は顧客ニーズのさらなる把握に努めているという。販売形態はカメラと画像合成装置のパッケージ販売から、OKIが総合的な提案を行うソリューション販売を検討するとした。

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