胸ストラップ心拍センサーと腕心拍センサーがANT+通信に対応:医療機器ニュース
ポラール・エレクトロ・ジャパンは、心拍センサーの「Polar H10」と「Polar OH1」がANT+通信に対応したことを発表した。アップデートにより、既存のH10、OH1もANT+通信に対応する。
ポラール・エレクトロ・ジャパンは2019年4月17日、胸ストラップ心拍センサー「Polar H10」と腕心拍センサー「Polar OH1」が、ANT+通信に対応したことを発表した。ファームウェアのアップデートにより、既存の「H10」「OH1」も同月下旬より順次ANT+通信に対応する。
近距離無線通信の業界標準規格であるANT+は、心拍計、血圧計、歩数計、体重計、自転車に搭載するセンサー向けなど複数のプロファイルが制定されている。今回の対応により、H10やOH1で取得したデータをANT+規格のみに対応したスポーツウォッチなどの端末やジムのトレーニング機器などで活用できる。
胸ストラップ心拍センサーのH10は、Bluetooth通信に対応。心拍数を心電から計測する。腕心拍センサーのOH1は、心拍数を腕などで計測できる。
また、水泳時にOH1を使用できるゴーグル装着用クリップを同梱したBluetooth、ANT+両通信対応「Polar OH1+」を発売する。従来の上腕部、二の腕に加え、こめかみ部分でも心拍数を計測できる。アームバンドはブラック、グレー、オレンジの3色を展開。発売は同月26日で、価格は1万1800円(税別)。交換アームバンドは、ターコイズを加えた4色をラインアップ。グレー、オレンジ、ターコイズは、Shop Polarにて限定販売する。
Bluetooth、ANT+の両通信に対応済みのPolar H10は、パッケージをリニューアルして同時発売する。ストラップはブラック、グレー、オレンジ、ターコイズの4色を展開し、価格は1万2800円(税別)。交換できるPolar Pro ストラップも4色展開する。なお、本体セット、交換用ストラップともにグレー、オレンジ、ターコイズはShop Polarにて限定発売する。
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