ニュース
実像に近い3次元画像を生成するレンダリング技術を搭載:医療機器ニュース
キヤノンメディカルシステムズは、次世代3次元レンダリング技術「Global Illumination」を医用画像処理ワークステーション「Vitrea」に搭載して発売する。整形領域や死亡時画像診断、患者への説明などにおいて有効性を発揮する。
キヤノンメディカルシステムズは2019年4月10日、次世代3次元レンダリング技術「Global Illumination(グローバル イルミネーション)」を医用画像処理ワークステーション「Vitrea」に搭載し、同月より販売開始すると発表した。より実像に近い写実的な仮想3次元画像の生成により、整形領域や死亡時画像診断、患者や他の診療科への説明などにおいて有効性を発揮する。
新製品は、単一方向の光線と反射のみでなく、多量の光線を緻密にシミュレートすることで、実像に近い仮想3次元画像を生成する。CT、MR、X線アンギオ装置で撮像された画像に対応可能だ。
また、膨大な計算量を要する同技術においても、回転、拡大、縮小、各種セグメンテーションなどの操作を従来のボリュームレンダリング処理と遜色ない処理時間で実施。高速処理技術によるリアルタイムな操作性を可能にする。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連記事
- レンダリングでカッコいいイスに仕上げよう!
今回はもう少し詳しくMorphogenesisの機能を探求しながら、レンダリングにも挑戦してみた。 - 3Dデータって何?
「3Dプリンタ」という言葉と出会うと、「CAD」「3Dデータ」という言葉にも遭遇します。さて、それが一体何だか分かりますか? - 買収によりレンダリング技術を統合し、新たなソリューションを提供
Altairは、高性能レンダラ「Thea Render」を提供するギリシャのSolid Iris Technologiesを買収した。Altair製品とSolid Irisのレンダリング技術を統合することで、ユーザーは新たなソリューションやメリットを享受できるようになるという。 - 部分レンダリングに寸法配置の切り替え、「SolidWorks 2015」の新機能
米ソリッドワークスのプライベートイベント最終日に、3次元CADの新製品「SolidWorks 2015」の機能の一部が発表された。任意の部分のみをレンダリングする機能や、寸法の配置を自由に切り替える機能などを取り上げて紹介する。SolidWorks 2015を紹介してくれた正義のヒーロー「CADマン」の大活躍も、お見逃しなく。 - ShadeがPC-98時代からの30年で初のCAD機能、VR向けレンダリングにも対応
3D CGソフトの「Shade3D」に3D CAD機能が実装された。従来のポリゴンの環境に合わせ、NURBSの機能を追加した形だ。VR表示用の画像や動画も簡単に作成できるという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.