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ShadeがPC-98時代からの30年で初のCAD機能、VR向けレンダリングにも対応CADニュース(1/2 ページ)

3D CGソフトの「Shade3D」に3D CAD機能が実装された。従来のポリゴンの環境に合わせ、NURBSの機能を追加した形だ。VR表示用の画像や動画も簡単に作成できるという。

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 Shade3Dは2017年6月15日、3D CGソフトウェア「Shade3D ver.17」を発表した。同製品は同年7月14日から販売開始する。価格は「Shade3D Basic ver.17」(Basic)が9180円、同ガイドブック付きが1万1340円、「Shade3D Standard ver.17」(Standard)が3万5694円、Shade3D Professional ver.17(Professional)が7万9920円。旧製品からのバージョンアップの場合、Basicが5076円、Standardが1万2312円、Professionalが2万5056円。

 「Shade」シリーズは1986年にPC-9800シリーズ向けCGツールとして販売開始して以来、幅広い分野のプロダクトデザインや建築やエンタテンメントにおけるCG作成で活用されてきた。1986年からの累計出荷本数は50万ライセンスで、アクティブな登録ユーザー数が約8万ユーザーほど、ユーザーの約7割が個人だという。


Shade3Dのユーザープロファイル(出典:Shade3D)

 今回は30年目にして初となる3D CAD機能の実装となった。Shade3Dの上位版に実装した。VRで利用する立体視対応のパノラマ静止画や動画のレンダリング機能は全グレードに実装。VR表示用の画像や動画が簡単に作成可能だ。レンダリング機能も強化した。


今回の発表と併せ、Shade3Dのブランドマークをリニューアル。Shade3Dでデザインしたものだという。

 同製品を用いてプロダクトデザインあるいは建築パースやインテリアデザインをしてきたユーザーは2D CADと併用している場合が多く、3D CAD機能へのリクエストが多く寄せられてきたという。Shade3Dは個人のユーザーや学生も多く、高価なCADへの投資やスキル習得には高い壁がある。同製品が3D CADの入門ツールとしても活用できると同社は考える。

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