ニュース
超高解像度12Mピクセルのマルチモダリティモニターを開発中:医療機器ニュース
EIZOは、解像度12Mピクセルの医用画像表示カラーモニターを開発中だと発表した。解像度12Mピクセル30.9型の画面上に、複数の医用画像を一括して表示できる他、表示安定化機能を採用予定だ。
EIZOは2019年4月3日、解像度12Mピクセルの医用画像表示カラーモニターを開発中だと発表した。発売は同年12月を予定しており、価格は未定だ。
開発中のモニターは、2014年2月より販売中の解像度8Mピクセル(4096×2160ピクセル)のマルチモダリティモニター「RadiForce RX850」の後続モデル。解像度12Mピクセル(4200×2800ピクセル)30.9型の画面上に、複数の医用画像を一括して表示できる。
医療の現場で扱う医用画像の種類と量は増加しており、画像をより効率的、かつ快適に読影できる環境が求められている。今後もこの傾向は続くとされ、複数画像を一括して鮮明に表示するマルチモダリティの需要拡大が見込まれている。
関連記事
- ヘッドマウントディスプレイ型デバイスを活用した医療機器業界向けサービス
富士ソフトは、フィリップス・ジャパンと協業し、医療機器業界に向けてMicrosoftの「HoloLens」を活用したサービスを展開する。大型医療機器を配置する空間に、HoloLensで実スケールのイメージを表示するサービスの提供に取り組む。 - 悲願の製品出荷、印刷方式有機ELパネルがソニーの医療用モニターに採用
有機ELパネルの技術開発を推進するJOLEDは、世界で初めてRGB印刷方式による有機ELパネルを製品化し出荷を開始した。ソニーの医療用モニターで採用されたという。現在はパイロットラインでの生産を行っているが2019年には量産を開始する計画。 - 酔いや疲労を軽減し、長時間使用できるヘッドマウントディスプレイ
凸版印刷は、長時間使用に適したヘッドマウントディスプレイ「TransRay」と描画エンジンを発表した。特殊ディスプレイで自然な見え方に近くなるため、ヘッドマウントディスプレイ特有の酔いや疲労を軽減する。 - 手術室のレイアウトをMRで事前に確認、医療向けコンテンツ拡充も
日立製作所は、MicrosoftのMRヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」を用いて、手術室の構築イメージを体験できるコンテンツを発表した。手術台や麻酔器などをどう配置するかを事前にシミュレーションできる。 - 鏡型の血行状態モニタリング装置を開発
東北大学は、血行状態モニタリング装置「魔法の鏡」を開発した。鏡型ディスプレイにビデオカメラとコンピュータを内蔵し、その前に立つだけで血行状態や心拍数などを表示できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.