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止まらない機械および設備やIoT化に貢献する汎用インバーターFAニュース

安川電機は、小型かつ高機能な汎用インバータ「GA500」を発売した。PMモーター制御や、止まらない機械・設備を可能にする「故障予兆診断」により、IoT化や生産管理の効率化が図れる。

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 安川電機は2019年4月1日、高機能な汎用インバータ「GA500」を発売した。容量は、200V級三相0.1〜22kWが14機種、200V級単相0.1〜3.7kWが7機種、400V級三相0.2〜30kWが13機種の合計34機種を用意。価格はオープンだ。

 汎用性が高く、幅広いアプリケーションに適用できる。PMモーター制御や、止まらない機械・設備を可能にする「故障予兆診断」により、IoT(モノのインターネット)化や生産管理の効率化が図れる。

 同社の新たなソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」における、シリーズ第1弾の一般産業用途向け「GA700」、第2弾のクレーン用途向け専用インバータ「CR700」に続く、シリーズ第3弾となる。

 独自のPMモーター用アドバンストベクトル制御技術により、センサーレスでPMモーターの磁極位置を検出し運転することで、ゼロ速度100%トルク出力が可能。従来よりもインパクト負荷に対しての応答性が向上し、最小限の電流で運転ができるため、省エネ化にも貢献する。

 コンプレッサーを使用する場合、残圧時でも安定的な駆動ができ、さまざまな冷媒でも起動できる。真空ポンプの場合は、大気解放時でも安定的な駆動ができ、不純物噛込みでも起動できる。

 同シリーズは、機械のデータをリアルタイムで監視し、機械や設備の劣化を検知する故障予兆診断や、長寿命化を可能にする新機能を搭載している。

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小型高機能汎用インバータ「GA500」のイメージ 出典:安川電機
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主な特徴(クリックで拡大) 出典:安川電機
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使用例(クリックで拡大) 出典:安川電機

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