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需要増加を見込み、精密加工ツールの生産スペースを拡張し生産体制を強化:工場ニュース
ディスコは、広島県呉市の桑畑工場に免震構造の新棟が竣工したと発表した。精密加工ツールの生産スペースを拡張し、生産体制とBCM対応力の強化や自動化推進によるさらなる生産効率化を目指す。
ディスコは2019年1月31日、広島県呉市の桑畑工場に免震構造の新棟(A棟Cゾーン)が完成したと発表した。延べ床面積は約6万5900m2で、投資総額は約138億円。同年2月より順次稼働を開始する。
新棟は、精密加工装置と精密加工ツールの製造を行う桑畑工場で、既存棟(A棟Aゾーン、Bゾーン)のフロアを拡張する形で建設。同工場の生産スペースは約1.5倍となり、今後需要の増加が見込まれる精密加工ツールの生産体制を増強するとともに、BCM(Business Continuity Management:事業継続管理)対応力を向上する。
同社は呉市に2つの生産拠点を有し、桑畑工場で精密加工装置、呉工場で精密加工ツールを主に生産品していた。2015年1月に桑畑工場A棟Bゾーンが完成し、一部を精密加工ツールの生産スペースに割り当てることでBCM対応力を向上。さらに、桑畑工場A棟Cゾーンに主に精密加工ツールの生産スペースを拡張することで、生産体制とBCM対応力のより一層の強化や、自動化推進によるさらなる生産効率化を目指す。桑畑工場ではA棟Dゾーンも増築を計画しており、2019年9月着工、2021年8月に完成予定だ。
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